山口

2023.08.18

加齢に伴う髪の変化と悩み③

うねり・髪の広がり

加齢の伴う髪悩みとして「うねり」や「髪の広がり」も女性にとっては何とかしたい悩みの1つです。

せっかく前日にきちんと乾かしてセットしたのに、翌朝起きたらボサボサに…。

髪のうねりの原因として、まず考えられるのが加齢によるものです。

年を重ねると顔の筋肉や頭皮がたるんで、頭皮のハリや弾力が失われてしまいます。          その結果、毛穴が楕円形にゆがみうねりのある髪が生えやすくなります。特に襟足や耳の周りは皮膚がたるみやすいため、髪のうねりが出やすい場所です。 その他、加齢によるホルモンバランスの変化も髪のうねりにつながります。

ホルモンバランスの影響で体内のコラーゲン量が減少すると、髪に十分な栄養が行き渡りません。すると髪が乾燥して、うねりが生じることがあります。

髪の毛が老化し、うねりやクセが出てくると髪が広がってまとまりにくくなります。

水分バランスも関係してくるので、髪の水分量を保ち、保湿力を上げるためのケアをする必要があります。

髪のうねりを根本的に改善するためには

頭皮環境や髪の状態を健康に保つことがポイントです。そのためには毎日の積み重ねが重要。髪のうねりを改善するためにできることを紹介します。

頭皮マッサージをする

頭皮マッサージは、髪のうねり改善に有効と言われています。マッサージで頭皮のコリをほぐし、血行を改善すると、髪に栄養が届くようになります。毛穴のたるみも予防できるので、うねりのないすこやかな髪を育むことにつながるでしょう。1日1分でも良いので、毎日頭皮マッサージを行って血流改善に努めてみてはいかがでしょうか。マッサージには頭皮用のオイルを使うのもおすすめです。

外部刺激から髪を守る

外部ダメージから髪を守ることも重要です。髪のキューティクルは紫外線や熱、摩擦などによって損傷を受けます。ドライヤー前にオイルなどでコーティングしたり、タオルドライの時にこすらないようにしたりして、キューティクルを剝がれから守りましょう。また、外出時には紫外線対策も忘れずに。

栄養バランスの取れた食事

うねりのない髪を手に入れるには、食事内容を意識して髪や頭皮にしっかりと栄養を行き渡らせることが重要です。髪を作る成分であるタンパク質を含む肉・魚介・卵・大豆製品・乳製品などの食品は、積極的に摂取しましょう。ミネラルやビタミンなども必要なので、バランスの良い食事がカギです。

また、睡眠不足になると頭皮の新陳代謝が正常に行われず、毛穴のゆがみにつながるため、毎日6~7時間の睡眠時間を確保したいところ。髪の生成に必要なナイアシンは、ビタミンB群の1種であり、アルコール分解にも使われます。お酒の飲みすぎはナイアシン不足になり、髪に栄養が届かなくなるので注意したいですね。

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