小島
発毛剤と育毛剤の歴史
小島です!
今回は育毛剤、発毛剤の話です。
育毛剤と発毛剤の違いを知っていますか?育毛剤は文字通り現在ある髪に栄養を与えて丈夫に抜けにくくする薬のことで、発毛剤は、薄くなってしまった箇所に、新たな毛を生やすための薬なんです。
日本で初めての育毛剤は、兵庫県で作られたと言われています。その商品は、男女兼用で、漫画家長谷川町子さんも、サザエさんの中で、波平がこっそり舟が使っている育毛剤を自分の頭にかけるシーンが残されています。
なんとなく育毛剤といえば男性用イメージですが、元々は女性も多く使っていました。現在では女性の社会進出もあり、女性用の育毛剤も多くの種類が売られていますね!
さて、そんな髪の悩みの、歴史を紐解くと、なんと今からおよそ2000年前のローマ帝国にまで遡ります。時の最高権力者、ユリウス・カエサルといえば、頭に月桂冠を被っていたことで知られています。
実はこれ、薄い毛を隠すためだったと言われています。
当時、権力や生命の象徴と考えられていたのが髪の毛!
それが無くなる事は、権力者にとっては恥ずべきことだったようです。
19世紀に至っても、抜け毛はヨーロッパの人々の心配の種でした。
当時のイギリスで、マカッサル油という髪生え薬が大流行したそうです。これはインドネシアのマカッサル地方で摂れた油を原料としたものです。
20世紀半ばになるといよいよ育毛剤が登場します。その先駆けとなったのが、アメリカの皮膚科の医師、ジョージ・ハミルトン。
1942年、彼は歴史上初めて、脱毛の原因となる物質がホルモンであることを突き止めます!
以降ホルモンと、髪の関係が定説となりました。
現在、髪の悩みを持つ男性は、女性ホルモンを含んだ育毛剤発毛剤を使用しすぎると胸が膨らんできてしまったり体型が女性化する!でも薄毛も辛い!というジレンマと戦っているそうです。
髪の悩みは尽きませんね。