山口

2023.10.20

ヘアカラーによって髪が染まる仕組み

こんにちは!山口です☺

先日小学生の娘が「私も髪の毛染めたい〜!お母さんはなんで髪の毛茶色なの〜どうやったら茶色になるの」と質問してきました☺

ファッションカラー、白髪染め、ブリーチ、マニキュア、ヘナなど日本人の7割が髪の毛を染めているデータがあります、では髪の毛ってどうやって染まるのか、発色の仕組みってみなさんご存知ですか?

今回はアルカリカラーについて!

まずは「髪の構造」から説明していきます。

髪の毛は3つの層からできています、髪の構造は“のり巻き”に例えるとよくわかります♪

【髪の毛の構造】

海苔:キューティクル
かたさのあるタンパク質がうろこ状に重なり合ってできています。濡れると開く性質を持っており、これによりヘアカラーやパーマ液の成分を取り込むことが出来ます。逆に乾いているときは閉じることで、髪内部の成分や水分を守る役割を果たしています。

○お米:コルテックス
髪の内部のほとんどを占める組織で、こちらもタンパク質で出来ています。コルテックスの中には、「メラニン色素」が含まれており 髪の色を決めています。

具:メデュラ
やわらかいタンパク質で出来ており、髪の中心部の芯とも言えるメデュラ。全ての髪に存在しているわけでは無く、赤ちゃんの髪や細毛の方など メデュラが全く無いこともあります。

どうやって染まるの?アルカリカラーの仕組み

アルカリカラーはまず、1剤・2剤と2種類の薬剤を混ぜて使用します。

カラー時にカップでシャカシャカ混ぜてるの見たことありませんか?

 
1剤には染料とアルカリ剤、2剤には酸化剤が含まれていて、2つの液が混ざり合うことで化学反応を起こし髪を染めます

①酸化染料が毛髪中で化学反応して染まる アルカリの膨潤作用で、キューティクルが開き毛髪内部に成分が浸透します。

②過酸化水素水がメラニン色素を分解して脱色が起き、染料が過酸化水素水とくっついて発色します

髪を一度明るく(脱色)してから、染めたい色を入れている(発色)!というイメージですね!

③発色した染料の分子は髪の毛の内部に入り込み、時間を置くことで元の分子の大きさよりもくっつきあって大きくなるという性質があるので、キューティクルの隙間から出られなくなり、カラー剤が髪に定着する。

髪の毛がダメージしている人はキューティクルが開きやすくなっているので、染料がキューティクルが開くことによって抜けてしまいやすいんです…😓色がすぐに抜けてしまう方はダメージしている可能性が高いです。

またカラー後の髪はアルカリ性になっていて、キューティクルが開きやすい状態になっています。シャンプーしたからと言ってすぐにキューティクルが閉まるものでもありません。

リュドールでは

ヘアカラーはアルカリ剤に傾いた髪の毛を、カラーリング後にしっかりとアルカリを除去して弱酸性に戻す後処理をしています。
アルカリが頭皮や髪に残ったままだと退色が早くなります。ダメージと色持ちを考えて施術させて頂いております😊

お客様の現状の髪の色やお客様のライフスタイル、似合うカラーなどをしっかりと施術前にカウンセリングさせていただきながら、施術後に満足いただけるカラーリングを提案いたします。

ご来店おまちしております(^o^)

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